■ 消防防災用品 ■
■緊急時浄水装置
  ■緊急時用浄水装置DCFシリーズ 仕様


  ■必要個所数(台数)の算定案
   水源があり災害に対して安全な場合の数がまず問題となりますが、巨大地震等の場合、車の運行はまず不可能であるので徒歩で給水を受けに行かなければなりません。
 行きは空容器ですからまだしも、帰りは20kg位の水を持って歩かねばなりませんので、いくら緊急時であるとはいっても片道せいぜい1km位が限度であると思われます。従って浄水装置は2kmを直径とする円の範囲(3.14ku)に最低1個所は用意しておきたいものです。
 このくらいの範囲内に水のある安全な避難場所があればそこに用意しておくべきでしょう。

(例)広さ80平方キロで全体に人間が住んでいる場合
   80ku÷3.14=25.48
   即ち26個所(台)が最低必要の目安となります。
(例)広さ140平方キロで居住範囲が全体の75%位である場合
   140ku×75/100÷3.14=33.4
   即ち34個所(台)が最低必要の目安となります。

但し以上の計算は広さに対する平均的必要個所数であり実際にはこれに人口密度と避難場所とを考え合わせて設置個所を決定します。
  

  ■必要能力の算定案
  生命を保つ為に必要な飲料水は最低一人一日3リットル位といわれていますが、実際には洗浄に使用したりその他の用途に使用する水もあり6〜7リットル位の水が必要であると思われます。被災地の写真等から判断しても一人の人が10〜30リットル位の容器を持って来ていることがわかります。
それらの人々はおそらく家族を代表して給水を受けに来ていることと思われますので給水量の単位は一人当りで算出するより軒数で算出するほうが妥当ではないかと思われます。一軒当りの給水量はどの程度かと云うとその重量から推して平均20リットル位となり上述の数字にほぼ見合う量となります。実際の計算ではこぼれたりするロスを見込むと30リットル/軒/日位になります。給水時間は最大でも日中の8時間として計算したほうが良いでしょう。

(例)1900人で510件が給水対象の場合
   510件×30リットル=15300リットル/日
   浄水装置の必要能力は
   15300リットル÷8時間=1913リットル/時
   即ち2立方メートル/時の能力のものが1台必要となります。
(例)8200人で2500件が給水対象の場合
   2500件×30リットル=7500リットル/日
   7500リットル÷8時間=9315リットル/時
   即ち2u/時の装置を5台か、
   4立方メートル/時のものが3台必要となります。

災害時以外に使用する場合は、奥地の居住作業所では一人一日150リットル、キャンプ場の場合は30リットルで計算して下さい。

■消火器
■ホース